山口さんのパスタ皿で思い出した三姉妹の物語・・・
長南町にある
笠森観音をご存知でしょうか?
正式名は「笠森寺」で、784年(延歴3年)の最澄の開基と伝えられ、坂東33観音霊場の第31番札所として知られています
大きな岩の上に四面を舞台造りにした日本でも珍しい四方懸造という建て方をした観音堂が有名で、国の重要文化財に指定されています。
このお寺のご本尊が最澄自らが楠の霊木で刻み安置したと言われている十一面観音菩薩です。
そしてここから西に約2.5Km、市原市宿と言う所に長栄寺と言うお寺があります。
このお寺にも十一面観音菩薩があって市原市の指定文化財になっています。
お寺で聞いた話では、笠森寺の十一面観音菩薩と同木二体の作品と言われており、姉妹とのことでした。
ところがです。
以前、市原市の観光資源調査員と言う仕事をしていた時に、市内各所を訪ね歩いて聞いた話しです。
長栄寺から南西に約2.5Km、はっきりとした場所は忘れてしまいましたが市原市の下矢田か藪に下矢田観音と言われている観音堂がありました。
地元の人の話では、笠森観音と宿の観音とで三姉妹とのことでした。
真偽の程は分かりません。
でも、距離的に近く、三角点のような位置関係から、もっともらしいような・・・、こじつけのような・・・、
でも、物語としては三姉妹を信じたいと思う次第です。
そんな三姉妹物語を思い出したおまけとしての三姉妹花器??です。