先日の東京での義父の葬儀の帰りに
新国立美術館でのピカソ展を見に行きました。
パリのピカソ美術館の改装に伴なう、世界一周の巡回展とのことで
スペイン・マドリッド、アラブ首長国連邦・アブダビに続いての
開催とのことです。
平日と言うのに、もの凄い人出で、ビックリ!です。
たまたま地下鉄に乗った時に手にしたガイドを見たら、
入場割引券が付いていて、100円の割引になりました。
青の時代に始って、バラ色の時代、そしてキュビスムを経て、
新古典主義、さらにはシュルレアリスムへと、年代を追って
変化していく作風が分かりやすいように展示されていました。
91年の生涯に亘る、約170点の作品
絵画だけでなく、彫刻や立体像の作品などもありました。
キュビスムの詳しいことはよく分かりませんが、
素描や線描などでの、躊躇いのない線のシャープさ、
極限に少ない線なのに、立体感や被写体の年齢が
感じられることなど、驚きでした。
最晩年の作品は背景がグリーンぽくなって、病院の制服と
同じような色で、天才も最後はグリーンに安息感を
見い出すのだろうか?と、思ったりもしました。
それにしても最後の女性、
22歳の女学生、フランソワーズと知り合ったのが
ピカソ61歳の時、
来年、還暦の私にもまだ、チャンスはあるのかな??、って、
冗談です。
ちなみに、新国立美術館に向かう地下鉄、
たまたま乗った車両が「女性専用車」でビックリしました。
チャンスの芽はそんなにないようですね。
勿論、冗談ですよ。